1. シムについて
シムはシムリングと呼ばれるリング型のものと、シムプレート(シム板)と呼ばれるプレート型のものの2種類に分類されます。
シムリングの中でもさらに分類分けをすると、コの字型のシムリングや、C字型のシムリングなど、形によって分類することができます。
シムプレート(シム板)は穴の開いたものや切り抜いたものなどのプレートの特徴によってさらに分類分けすることができます。
2. シムプレート(シム板)とは
シムプレート(シム板)とは、機械の加工や組付けをするときに発生する高さや隙間のずれを調節する機械部品です。
シムプレート(シム板)を出し入れすることにより、水平さを出したり、精度を出すためにレベル出しをして高さや隙間を調節することができます。
高さや隙間のずれが存在すると機械の効率が落ちたり、不具合が生じることがあります。
したがって、適切なシムプレート(シム板)を採用することにより機械を安定させ、効率の低下を防いだり、不具合を減らすことが可能となります。
また一般的にシムは、スペーサーと比べて厚さが薄いとされています。シムは1mm以下の薄いものを指すことが多く、それに対してスペーサーは厚いものという認識があります。
シムプレート(シム板)加工の製品事例紹介
当社でシムプレート加工(シム板)の製作の事例をご紹介します。
画像をクリックすると各種シムプレート(シム板)加工の特徴・材質・製作方法などがご覧いただけます。
- シムリング
- 高精度フランジ(シムプレート)
- シムプレート(0.01mm刻み)
- 飲料充填機用 シムプレート(シム板)
- 大型シムプレート(シム板)
- 銅製シムプレート(シム板)
- シムプレート(シム板)Φ40
- シムプレート
- 印刷機械向けシムプレート(シム板)
- φ150シムプレート(シム板)
- シムリング板 SUS304H
- シム板・スペーサ SUS301-3/4H
- シム板・スペーサ SUS304H
- シム板・スペーサ SUS301-3/4H
- シム板・スペーサ SUS304H
- シム板・スペーサ SUS304H
- シム板・スペーサ SUS304H
- シム板・スペーサ SUS301-3/4H
- シム板・スペーサ SUS301-3/4H
シムプレート(シム板)加工について
1. シムプレート(シム板)の選び方
シムとスペーサーは、同じ高さやずれを調節するものであっても、その厚みによって調節の精度が変わってくるため、自社の機械にあった薄さのシムプレート(シム板)を選ぶ必要があります。
一般的には、機械を据え付けるときはガタを取ることが必要となり、精密な調整が必要な自動車などのスペーサーについては、必要に応じて研磨などを行って厚さを調整することがあります。
また機械の中でも、装置・一般産業機械などの高さや隙間調節の際には、通常、厚さ0.01mmから1.0mm程度のシムプレート(シム板)が多く使われます。
(※機械の種類によっては3mm、5mmを使用することもあります)
シムプレート(シム板)に求められるスペックは、まずは「厚み」です。その次に求められるスペックとしては「歪みやバリがない」等があげられます。加えて言うと(厚みに影響を及ぼすので)、外形寸法の精度はあまり厳しくないのが一般的です。
このことから外形寸法の精度よりも厚みの精度の方を重視して、シムプレート(シム板)の選定をするべきであると考えられます。
2. シムプレート(シム板)の製造方法
シムプレート(シム板)の製造方法は、お客様の求める製品や生産量によって製造方法が大きく変わります。大量生産であれば金型を起こして抜き加工を行い、場合によっては、ならしや研磨・熱処理も行うこともあります。これは自動車業界で多い製造方法です。
それに対して一般的に生産数量の少ない産業機器では、イニシャルコストの問題からレーザー加工やワイヤーカットによって切断することが多いです。
3. シムプレート(シム板)に使われる材質
シムプレート(シム板)の材質には、金属製・樹脂製のものがありますが、一般的には金属製のステンレスや鉄が多く、SK材や真鍮や銅などで作られることもあります。材質選びもシムプレート(シム板)選定の大事な基準となります。
当社のシムプレート(シム板)加工が選ばれる理由
短納期・高品質を実現!
山内スプリング製作所では、短納期・高品質を追及しています。また、常に最新鋭の加工機械を導入することによって、お客様から「うまい・はやい・ありがたい!」の声をいただけるよう日夜ものづくりに励んでいます。
さらにシムプレート(シム板)製造においてイニシャルコストを削減できるレーザー加工やワイヤーカット加工にも対応しています。これも当社が短納期・高品質を実現できている一つの理由です。
「こんな形状のシムプレート(シム板)が必要なんだけど早くほしい…」
「いまのシムプレート(シム板)の品質じゃ物足りない…」
このような悩みにお応えできることが当社が選ばれる理由です!
薄さ・材質・ロットへの柔軟な対応!
また、シムプレート(シム板)製造でもっともこだわるべきポイントである薄さについては板厚0.01mmから対応しており、形状・数量にもよりますが板厚0.005mmの製造実績もございます。当社ではステンレス製や鉄製のシムプレート(シム板)の他に、リン青銅製などの特殊な材質にも対応しています。
さらに1枚からの小ロットから1000枚のような大量生産のどちらにも対応しているためシムプレート(シム板)をお求めの方はお気軽にお問い合わせください。
様々な業界のお客様のニーズに対応した実績!
山内スプリング製作所では、産業用機械業界・食品機械業界・光学機器業界をはじめとした多業界のお客様の要望に応じたシムプレート(シム板)製造を行っております。
レーザー・ワイヤーカット・エッチングなどお客様のニーズに適した加工することで、細長い形状やフランジ形状、小さい形状のシムプレート(シム板)などお客様それぞれのニーズに対応した実績を兼ね備えていることも当社が選ばれる理由の一つです。