引張ばね
引張ばねとは
引張ばねとは、線材をらせん状に巻いて円筒形状にしたばねの一種です。
圧縮バネが、圧縮荷重をうけるものに対して、引張ばねは、引張荷重を受けるために設計製作されています。
身近な例としては、自転車のスタンドや自動車部品などで利用されています。初張力を効率的に活用し、コイル部は隙間のない(密着)状態で巻かれていることが多いです。
引張ばねのテンパー処理を行う際には、高温で処理すると初張力が弱くなってしまうため、注意が必要です。
両端部に荷重を受けるためのフックがついてることも、引張ばねの特徴の一つです。
フックの形状は、丸フック、逆丸フック、Uフック、角フック等様々な種類があります。
また、ばねの線材を一輪起こしたり追加工したものがあります。
これらは、取り付けられる相手部品等に合わせて決められますが、多くのフックは非常に小さなRで曲げ加工がされているため、応力集中によるフックの破損に注意が必要です。
フックの強度を最大に勘案するために別部品をばねに組み合わせるものもあります。
山内スプリング製作所の引張ばねが選ばれる理由
01
特注の引張ばねは
お任せ!
別体構造のフック製作も
可能!
当社では、特注の引張ばねの製作はもちろん、別体構造のフック製作も可能です。
別体構造のフックをばねに組み合わせることで、フックの強度を高めることができます。
お客様のご要望に合わせて、フック形状にも柔軟に対応いたします。
02
試作・小ロット量産から、
1000個/ロットまで
対応可能
当社では、量産を前提としたコイリングマシンはもちろん、手巻き式(芯金式)のばね成形機も保有しております。
そのため、一つからの試作ばね・特注引張ばねの製作から1000個/ロットの量産まで幅広く対応しております。
03
引張ばねの周辺部品も
ご用命下さい。
板金・プレス・切削・溶接にも対応!
当社はコイルばね・板ばねを製造するメーカーですが、このほかにも精密板金や溶接、切削加工なども行う精密加工のスペシャリストです。
引張ばねの製造はもちろん、引張ばねが採用される機器に必要な部品も製造することができます。