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2024.07.29シムプレート(シム板)、スペーサー、ライナーの違いについて

シムプレート(シム板)、スペーサー、ライナーはそれぞれ別の用途で使用されますが、形状やサイズは全く一緒というケースも多々ございます。
今回は、非常に紛らわしい、シムプレート(シム板)、スペーサー、ライナー、の違いについて解説いたします。

シムプレート(シム板)とスペーサーの違いについて

シムプレート(シム板)は高さを調節し、ベアリングやネジ部分の調整などといった厚み厚さ0.01mm単位の精度調整のために用いられているため、とても薄いです。対して、スペーサーはすき間を確保し、部品の位置を調整するために使われており、比較的厚みがあります。
用途に若干の違いは有りますが、どちらも産業機器や金型などのすき間を調節するための板です。また、シムプレート(シム板)とスペーサーの違いは明確に定義されていません。

シムプレート(シム板)とライナーの違いについて

シムプレート(シム板)とライナーは、どちらも隙間の高さ調節に用いられているため、シムプレート(シム板)とライナーを区別せずシムとまとめて呼ぶことも多くあります。しかし、両者には調整する高さが違います。一般的に、シムプレート(シム板)の方が調整する隙間が小さく、ライナーの方が調整する隙間は大きいです。

スペーサーとライナーのちがいについて

スペーサーとライナーは、スペーサーは隙間確保に私用されているのに対して、ライナーは高さ調節に使用されています。しかし、厚さについてはシムプレート(シム板)とは異なりどちらも隙間や高さが大きいのが特徴です。

まとめ

シムプレート(シム板)、スペーサー、ライナーの違いは、明確な定義はなく、実際に使われる現場においては混在されて呼ばれていることも多いのが現状です。しかし、実際にはその用途や調整する高さに大きな違いがあると言えます。

山内スプリング製作所では、特に薄板のシムプレート(シム板)を長年に渡ってご提供しておりますので、ご要望のスペックをお聞かせ頂ければお客様に最もメリットの出る材質・加工方法をご提案し、提供させて頂くことが可能です。

シムプレート(シム板)でお困りならぜひ当社までご要望をお聞かせください。

当社のシムプレート(シム板)製作実績の一部をご紹介

シムリング板 SUS304H

業界電子部品用途光学機器用スペーサ
材質&板厚又は線径SUS304H寸法0.3t*63φ*62φ
製作方法レーザー加工数量(ロット)10個(枚)
納期5日特徴製品の幅が0.5wと極細のリング形状となっています

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高精度フランジ(シムプレート)

業界繊維機械用途シム
材質&板厚又は線径SK-5、t=0.05、0.1、0.2寸法φ35
製作方法ワイヤーカット数量(ロット)各30個(枚)
納期10日特徴穴径公差が±0.02

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高精度フランジ(シムプレート)

業界産業機械用途シム
材質&板厚又は線径SUS304-H  0.01、0.02、0.03、0.04、0.05、0.06、0.07、0.08、0.09、0.10寸法35×12
製作方法ワイヤーカット数量(ロット)各厚みごとに10個(枚)
納期10日特徴厚み0.01mm刻みで納入

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シム板・スペーサ SUS304H

業界食品機械用途機械組付け時の高さ調整
材質&板厚又は線径SUS304H寸法0.1t*300*300
製作方法レーザー加工数量(ロット)3個(枚)
納期3日特徴サイズに対して残り幅が比較的狭いものも対応可能です

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