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航空機産業向けシムリング

航空機産業向けシムリング

業界 航空機 用途 スペーサー
材質&板厚又は線径 SUS304H、t=0.03、0.05、0.09、0.12、0.18、0.21 寸法 φ135×φ105
製作方法 ファイバーレーザー切断、ラップ研磨 数量(ロット) 各1個(枚)
納期 21日 特徴 航空機産業向けに高精度・特注板厚を実現したラップ研磨シムリング
製品特徴

シビアな環境に対応!航空機産業向け高精度シムリング

シムリングは、機械や部品の隙間を微調整し、位置決めやクリアランスを管理するために不可欠なリング状のスペーサーです。
特に、航空機産業という極めて高い信頼性と精度が求められる分野においては、その役割は非常に重要です。


本製品は、外径φ135×内径φ105の寸法で、航空機部品の組み立てにおけるスペーサーとしての用途でご依頼いただきました。
写真からも、その真円度の高さと、定規(スケール)と比較して大きなサイズであることがお分かり頂けると思います。
また、リングの円周上に小さな穴が一つ開けられている点も特徴です。

特注の板厚も実現!「ラップ研磨」による精密な厚さ調整

お客様からは、同じ形状・寸法で、t=0.03, 0.05, 0.09, 0.12, 0.18, 0.21mmという複数の板厚のシムリングを各1枚ずつご要望いただきました。
しかし、この中には一般的な材料規格では流通していない板厚も含まれていました。


そこで当社は、お客様の設計要求を完璧に満たすため、製作工程にラップ研磨を採用しました。


【ラップ研磨】が実現する超精密加工

ラップ研磨は、遊離砥粒を用いてワーク(加工物)の表面を平坦に削り取る加工法で、非常に高い平面度を得ることができます。
最大の強みは、この技術を用いることで、0.01mm単位で板厚を極めて高精度に設定・調整できる点です。
製作方法としては、まずファイバーレーザー切断を行い、その後ラップ研磨にて板厚の精密調整を行っています。この方法を用いることで、規格にない板厚でも、ご要望に合わせて狙い通りの板厚を実現することが可能です。


これにより、材料規格に縛られることなく、お客様が求めるt=0.03mmからt=0.21mmまでの全6種類の板厚シムリングを、必要な精度で納品することが可能になりました。

【1枚から・短納期】でお任せください

「必要な板厚が規格にない」「試作で1枚だけ欲しい」といったご要望は、特注部品では少なくありません。


山内スプリング製作所では、今回の事例のように、1枚からの特注シムリング製作にも柔軟に対応いたします。難易度の高い板厚調整と高精度加工を要する今回の案件でも、ご注文から3週間という短納期で納品いたしました。


航空機部品をはじめとする高精度が求められる分野で、規格外のシムリングが必要な際は、ファイバーレーザー切断、ラップ研磨などの加工技術で、お客様の課題を解決いたします。


まずはお気軽にご相談ください。

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